地下鐵/Sound of Colors from “地下鐵/SOUND OF COLORS” O.S.T:Elva Hsiao


ELVA
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2003年暮れに(現地)公開されたトニー・レオン主演の香港映画
『地下鐵/SOUND OF COLORS』

かねがね、サウンドトラックというものについて
(“映画”によって、その音楽の方向性やジャンルこそ様々ですが)
『極上の音楽が詰まった宝箱』だと認識してきました。
御多分にもれず 、この映画のサウンドトラックも素晴らしい内容です。
“ここ”には癒しの音楽がギッシリと詰まっております。

この中から、今回、特にお薦めしたい曲が
“ELVA HSIAO”の唄う『地下鐵/Sound of Colors』です。
エルバは台湾のシンガーで、アルバムデビューは1999年。
歌唱力のある歌姫として定評があります。
この曲『地下鐵/Sound of Colors』は、サントラ版よりも
ほんの少し遅れて発表された彼女のアルバム『第五大道/5th Avenue 』にも
収録されています。


両方を聞き比べたところ…
個人的には、彼女のアルバム収録バージョンの方が好みでした。
この曲の冒頭で、地下鉄の雑踏を思わせる音が効果的に使われているのですが、
彼女のアルバムバージョンでは、賛美歌のようなコーラスが重ねて入り
静かな幕開けをより強調しています。



本当に数秒の些細な違いなのですが…
“この”些細な違いが曲全体のイメージに大きくプラスに
働いていると思うのです。
しかし…ここでお薦めしているのはサントラですよね…。
曲単位で聴くならば、エルバのアルバムバージョンの方が
お薦めという事なのですが…。
ですが、アルバム全体のお薦め度が高い為、トータルで考えて
サントラ版を推しました…。
勿論、エルバのこのアルバムも大変お薦めの一枚です。
只、元々この映画の為の曲なので、“サントラを丸ごと聴いた方が味わい深い”
と考えての事です。
エルバは良い意味で“ドス”の効いた歌声の持ち主。
アップテンポな曲では格好よく決まり、バラードでは深い処からじわじわと
響いてきます。
この曲には彼女の重低音が、あまりにもよく合っています。
肝心な事を書き忘れました…。
この『地下鐵/Sound of Colors』は旋律の大変美しいバラードです。
ピアノとストリングスで壮大に展開する正統派バラード。

彼女の低音が繊細な音に深く濃く絡み合っていて
静かで熱い曲が完成しています。


一聴の価値が絶対にある感動的な曲です。

そして…サントラのその他の楽曲群ですが、
この映画のベースとなった幾米(Jimmy)の絵本の世界そのものです。
幾米(Jimmy)は台湾の人気絵本作家です。
ストーリこそ映画用にアレンジしてありますが、
彼の絵本の世界観は忠実に守られていると感じました。
それは音楽も同じで、サントラに収録されている曲は短いながら
どれも忠実にその世界観を表現しきっています。
本当に短い曲が多いのですが…其々が心にスーっと入りこみ、
癒しを与えてくれる音作りになっていて「ホッ」とします。
前述した『地下鐵/Sound of Colors』
伴奏&コーラス版ショートバージョンも2曲収録されていて
こちらも心和む仕上がりで聞き飽きません。
しかし、延々静かな楽曲が続くのか?というと…そうでもないんです。
途中、スパイス代わりにフランス語の曲が2曲加わっています。
少し癒しとは違う…メキシカンソングのような情熱的な曲です。
そこに劇中のセリフ?が登場したり、と中々面白い仕上がりです。
静かな楽曲群の中にあっては、ここでの熱いギターが
やたらに異色に感じられます。
アルバムの中だるみ防止にも一役買っていそうな曲。

そんな訳で…エルバの“この一曲”はもとより、
サントラ版も是非聴いてみて頂きたい…そんな一品です。



See Ya!!e0045258_375092.jpg
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by mihhoT | 2005-10-07 03:26 | *recommend


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